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186 武奈ヶ岳

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186 武奈ヶ岳(1,214m)

登山日:2017年8月3日

ガリバー青少年旅行村(05:54)…登山道入口(06:05)…魚止の滝(06:24)…大摺鉢(06:47)…七遍返し(07:50)…イブルキのコバ(10:20)…武奈ヶ岳(09:37)…イブルキのコバ(08:07)…広谷(10:28)…大摺鉢(11:20)…ガリバー青少年旅行村(11:45)

武奈ヶ岳は日本二百名山の第186座目、滋賀県の山である。

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186 武奈ヶ岳_d0337935_10335398.jpg滋賀県高島市のガリバー青少年旅行村の第1駐車場に車を停めてスタート。
土日休日はここまで入ることができないので、もっと下の登山者用駐車場に停めて歩かなければならない。
駐車場の出口に登山カードの提出ポストがある。
186 武奈ヶ岳_d0337935_10335313.jpg駐車場からすぐに林道に入り、少し歩くと登山口に到着する。
ここには八ツ淵の滝の地図が掲げてあり、いかに危険なところか、素人はうかつに入るな、ということが強調されていた。
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186 武奈ヶ岳_d0337935_10334101.jpg広くて歩きやすい登山道を2~3度曲がり返すと、魚止の滝・障子ケ淵への分岐がある。
これを右に沢の方に降りていく。
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登山道から沢に降りると早速小滝が連続する。

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危険個所には鎖や足場が設置されているが、岩が滑りやすいのと水量が多いので登るのもかなりハードだ。
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魚止の滝。滝の右側の崖を登る。鎖が連続するスリリングな高巻きだ。

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高巻きが終わると障子ケ淵に出る。ここで左岸から右岸の岩まで滑りやすい岩を飛び越えながら渡る。
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186 武奈ヶ岳_d0337935_10334127.jpg障子ケ淵の滝の手前に、鎖とハシゴが連続する。
上の大きな写真の左手の鎖はほとんどホールドがない垂壁で、私は右の黄色い足場を利用し古いロープを伝って、だましだまし越えることができた。
今日のルートの中で一番緊張した登りだ。
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186 武奈ヶ岳_d0337935_10333134.jpgここから滑りやすい急登を、鎖を頼りに登る。高低差はかなりのものだ。
やっとの思いで登り切り、一旦登山道に出る。
ここからは危険なため、下りが禁止されている。
登山道は崖の崩壊のためもう一段上を通っている。
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登山道を少し進むと、大摺鉢から再び沢に降りる。
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大摺鉢を対岸に渡ると「八徳」と刻まれた石碑が建てられている。ここで彫ったのか、どこかで彫って運んできたのか?
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大摺鉢の左側(右岸)の岩を鎖と足場を頼りに乗り越えると小摺鉢だ。
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小摺鉢を上から眺めて通り過ぎる。
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岩と倒木が折り重なった沢を、左岸壁の鎖を遣ってへつって行くと屏風滝に着く。滝には降りずに左側(右岸)を登る。
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鎖場を登り切り沢に下ろうとすると、目の前に大きな滝が見えてくる。貴船の滝だ。
滝へは足元の鎖を流れまで降りる。降りた後は、滝の右側に架かった梯子を登って行く。
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降りる途中の岸壁に咲いていた可憐な花。葉はイワタバコに似ているが・・・
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貴船の滝を河原から望む。
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右側のハシゴ。
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ハシゴの上は15mの岩壁。高度感があるが、鎖のとおりに登れば簡単に上に出られる。
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滝の上流に遭難碑があった。1992年7月に遭難した滋賀県立東大津高校の武田敬宏君の遭難碑だ。合掌。

「山に抱かれて」
  夏は緑に抱かれていった
  緑は風に抱かれて木になった
  木は森になった
  森は山になった
  その腕の中を
  今日も僕らは歩いている
  何かを見付けるために
       敬 宏
  一九九二年七月
   大津市 武田 栄夫 桂子
   滋賀県立東大津高校

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流域に限らず、全山でヒキガエルのような丸々と太ったカエルをよく見かけたが、こんなスマートなカエルはこの1匹だけだ。カジカと思ったが、そうではないようだ。
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七遍返しの滝の丸木橋。丸木橋は歩く度にシナるのでかなり怖い。
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橋を渡ると七遍返しの滝だ。最後の鎖を登る。
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七遍返しから尾根に取りつき、急登を登る。あたりはシャクナゲの木が群生しており、花の季節はさぞ美しいことだろう。
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登り切ると比良山スキー場跡に出る。右に武奈ヶ岳方向へ進む。
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186 武奈ヶ岳_d0337935_13075298.jpg霧でよく見えないが、ヤクモ池のほとりの広場に休憩できるようなスペースがあった。
このあたりの八雲ヶ原湿原は、近畿地方では珍しい高層湿原だ。
イブルキのコバを経て稜線に出る。
このあたりは登山道が輻輳しており、いろいろなルートが選べるので、登りと下りで道を変えてみた。
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山頂直下の厳しい環境でも健気に咲く小さな花。
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山頂は濃霧に包まれており、まったく見晴らしがない。琵琶湖から吹き上げてくる風が強烈で、苦労して登ってきた頂上だが、これでは長居できない。スゴスゴと下山する。
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帰路はイブルキのコバから尾根コースを下る。途中広谷で細川越方面と分岐する。樹林帯の中を下り切ると大摺鉢の石碑に出る。

by nihon300meizan | 2017-08-04 13:34 | 日本二百名山 | Comments(0)


71歳じじいの登山の記録です


by nihon300meizan

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